イスラム教の世界だと「アラーの神」とよく言われますが、これを英語でいうと、 「ア」=「The」...

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4:04イスラム教の世界だと「アラーの神」とよく言われますが、これを英語でいうと、 「ア」=「The」、「ラー」=「GOD」だそうです。。

イスラム教の世界だと「アラーの神」とよく言われますが、これを英語でいうと、 「ア」=「The」、「ラー」=「GOD」だそうです。。

つまり一神教なので、神は1人しかいない。。

従って神に名前なんて無いという考え方です。。

ならばキリスト教の場合、こちらも一神教なのに「ゼウスの神」なんて、神に名前がついているんですか? 反対に仏教や日本神道には、八百万の神という考え方の多神教ですが、 4:09まず大前提と、「アラー(Allah)」はアラビア語で「神(God)」を指す語であり、もともと • al (アル) = the(定冠詞) • ilāh (イラーハ) = god(神) が合わさったものが語源とされています。。

つまり「アラー」という言葉自体が「唯一神」を表いるため、「アラーの神」という表現は「神」という意味を繰り返いるようにも見えます。。

1. キリスト教の神に名前はある? キリスト教の神は、日本語では一般的に「神」と呼ばれますが、聖書の原典の言語(ヘブライ語)では以下のような呼称があります。。

• YHWH(ヤハウェ) ヘブライ語聖書に記される神の名(「主」の意味をもつ四文字)。。

• エロヒム (Elohim) ヘブライ語で「神々」を意味しながらも、ヘブライ語聖書では唯一神を指す場合にも使われる。。

• アドナイ (Adonai) 「わが主」という意味。。

英語圏では単に God と表記されることがほとんどです。。

ギリシャ語原典(新約聖書)では Theos (θεός) や Kyrios (κύριος:主) が用いられています。。

「ゼウスの神」という誤解 「ゼウス (Zeus)」はギリシア神話における主神の固有名です。。

ギリシャ語で「神」を意味する Theos (θεός) とはつづりも語源も異なり、「ゼウス」=「神」というわけではありません。。

キリスト教の神を「ゼウスの神」と呼ぶことはありませんし、ギリシア神話のゼウスをキリスト教の神と同一視することもありません。。

両者はまったく別の存在です。。

2. 仏教や神道のような多神教の神々 仏教の場合 仏教は厳密に言うと「神」を中心に宗教ではありませんが、多くの諸仏や菩薩(観音菩薩など)が存在おり、それらを英語に翻訳する場合、Buddhas and Bodhisattvas と表現されることが多いです。。

神道の場合(八百万の神) 神道の「八百万の神(やおよろずのかみ)」は、文字通り「800万柱の神々」というわけではなく、「の神」という意味合いの比喩的な数字です。。

英訳とは、次のように表現されることが多いです。。

• the eight million gods • the myriad gods • the countless deities • the myriad kami 「神」をそのまま kami と表すこともあります。。

「kami」は、キリスト教などの “God” と一対一対応するわけではなく、「自然現象をはじめ、あらゆるものに神性を見いだす」という日本の伝統的な価値観を含むため、その考え方ごと説明されることが多いです。。

まとめ 1. イスラム教 • アラー(Allah)= アラビア語で「唯一神」 • 厳密には「アラーの神」という表現は「神」の重複になることも。。

2. キリスト教 • 一神教であり、英語では一般に God と呼ぶ。。

• ヘブライ語原典では YHWH(ヤハウェ)、エロヒム、アドナイ等の呼称がある。。

• 「ゼウスの神」という表現は誤解であり、ゼウスはギリシア神話の主神。。

3. 仏教神道(多神教) • 仏教には諸仏や菩薩、神道には八百万の神(やおよろずのかみ)がいる。。

• 八百万の神は英語で the myriad gods / the countless deities / the eight million gods / the myriad kami 等と訳される。。

こう違いは、それぞれの宗教文化における「神」の捉え方の差異から生じています。。

一神教(ユダヤ教キリスト教イスラム教)と多神教(神道など)とでは、そもそも神という概念自体が大きく異なるため、その背景を理解すると翻訳や呼称の違いも自然に納得できるでしょう。。

このはいかがでか?